楽天ポイント変倍の表示位置とコンバージョン率を上げるコツ
楽天市場自体がポイント戦略でここまで成長してきたこともあり、購入=コンバージョン動機として非常に強い引きを持つポイント変倍。
特にメーカーや仕入れ先の問屋との契約などなんらかの理由により販売価格を下げられないジャンルでは、他店との差別化を図るにおいて重要なものです。
今回は、楽天でポイント変倍設定を行う際にCVR(コンバージョン率=転換率)を上げるコツを一つ。
とにかくポイントをアピール!
せっかくポイント変倍設定でポイントアップキャンペーンをやっているなら、少しでもアピールしたいところですよね。どんな施策にしてもお客様にちゃんと届かないと意味がありませんから。
実は商品個別や店舗別ポイント変倍申込ポイント変倍をかけると、商品ページ上にポイント倍率が表示される楽天の機能があります。
しかし、ただポイント変倍をかければ出るわけではなく、かけ方によって表示される位置が違います。
ポイントアップ設定が商品個別か店舗全体かで表示位置が違う
つまり商品別ポイント変倍で個別にポイント変倍をかけていると商品ページのトップには表示されず、店舗別ポイント変倍申込で店舗全体にポイント変倍をかけていると販売価格の下には表示されないわけです。
ポイント変倍によってポイントアップを行った際に表示される位置は下記の通りです。
- 楽天全体、店舗内の検索画面にはどちらで変倍をかけていても表示。
- 店舗別ポイント変倍申込による変倍は商品ページのトップに表示。
- 商品別ポイント変倍による変倍は商品ページの販売価格下に表示。
両方に表示させてコンバージョン率アップ
当然、両方表示させた方がお客様へしっかりアピールできコンバージョン率アップが期待できます。
端的にいえば店舗別ポイント変倍申込で全商品にポイント変倍をかけた上で、更に商品別ポイント変倍でも全商品にポイント変倍をかけるのです。
そうすれば商品ページのトップにも販売価格の下にもポイントアップの表示ができます。
例えば店舗内の商品が全商品ポイント5倍の場合は店舗別ポイント変倍申込でポイント5倍をかけ、また商品別ポイント変倍でも全商品にポイント5倍をかけます。
また、一部商品のみポイントが10倍であとは5倍といった場合。
本来一部商品がポイント10倍であとはすべてポイント5倍ってパターンではポイント10倍の商品だけ商品個別でポイントをかけ、店舗全体で5倍をかけるのが一番手っ取り早い方法。
ポイントは高い方の設定が優先されるので、一部商品のみポイント10倍になり他の商品はすべて5倍になります。
このパターンでは更に、ポイント10倍でない商品すべてに個別でポイント5倍変倍を入れましょう。
10倍商品には両方は表示されませねんが、5倍商品には商品ページトップと販売価格の下両方に表示させることができます。
残念ながら最低でも店舗全体がポイント2倍以上でないとできない方法ではありますが、全商品にポイントをかけているのであればぜひ両方表示させましょう。
楽天のポイントアップキャンペーンにも参加しよう
店舗別ポイント変倍を見ていると、運営者自身が自由にポイントアップのスケジュールを決める独自キャンペーンの他に楽天のイベント・キャンペーンが表示されます。
スーパーポイントDAYやらお買い物マラソンなどなど。
これら楽天のイベント・キャンペーンスケジュールでポイント変倍の申し込みができる場合は、独自でキャンペーンを組むのではなく楽天のキャンペーンに乗る形でポイント変倍を設定しましょう。
基本的に独自キャンペーンを作成した場合は特に導線などはありませんが、楽天のキャンペーンに参加を申し込む形で変倍をかけた場合、イベントページなどに参加ショップ限定の検索窓が設けられるなど、導線ができることがあります。
実際に導線ができるか、どのような導線かはイベントやキャンペーンにもよりますし、参加のハードルが低いため競合するライバルも多く、大きな流入が期待できる枠とはいいがたいところ。
ですが、全商品ポイント変倍だけで参加できるものですので、せっかく全商品ポイント変倍をかけているなら乗っかっておいた方が良いでしょう。
ポイントキャンペーンが本来かけたい期間よりも短い場合は、独自キャンペーンで継ぎはぎすれば問題ありません。
楽天ポイント変倍の表示位置 まとめ
- 店舗別ポイント変倍申込によるポイントアップは商品ページのトップに表示される。
- 商品別ポイント変倍によるポイントアップは商品ページの販売価格下に表示される。
- 全商品にポイントをかけるのであれば、店舗別ポイント変倍申込+全商品に商品別ポイント変倍をかけた方が良い。
店舗別ポイント変倍申込だけでいいのに全商品に商品別ポイントをかけるのは多少手間ではありますが、CSVを使えばあっという間です。
その手間を惜しんでせっかくの転換を逃してはもったいないので、取りこぼしのないようひと手間かけていきましょう。
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