【楽天RMS】 必須になった在庫数設定のCSV一括設定方法
楽天RMSの仕様変更により、在庫数の設定が必須に
9月20日の楽天RMSの仕様変更により楽天市場上の商品には各個の在庫数設定が必須になりました。
これに伴い、在庫タイプにあった『 在庫設定しない 』の選択肢がグレーアウトし、選択できないように。
今までは在庫タイプと在庫表示を『 在庫設定しない 』にすることで在庫を無限に設定することができたのですが……
現状では既に『 在庫設定しない 』で無限設定にしてある分は放置もできなくはない状況。
(ECコンサルタントからの電話攻勢をうまくかわせれば)
しかし、RMSで個別の商品ページで在庫関連とは関係ないところを編集して確定しようとするだけで在庫タイプの部分がひっかかってしまい、結局編集してやらないといけません。
CSVでの編集の時にも在庫タイプ・在庫表示の列が存在していると同じことが起こるものと思われます。
なんだか楽天市場の言いなりになるような謎の屈服感はありますが、今後面倒なのでCSVで一括で在庫タイプ・在庫数を設定することをオススメします。
CSVで在庫タイプ・在庫表示を一括設定
CSVファイルのダウンロード
まずRMSにログインし、トップページへ。
1-1 商品登録・更新 → CSV更新(変更・更新) → CSV更新(変更・更新)をクリックし、CSVダウンロード画面へ。
そして、固定フォーマットでダウンロード 内の 在庫更新タイプ の『 全商品 』を選択し、画面下段にある『 CSVファイルをダウンロード 』をクリック。
『 CSVファイルの項目を選択してダウンロード 』から在庫タイプ・在庫数・在庫表示など必要な項目だけをダウンロードしてくるのでも構いません。
ただ、その時商品名など商品が何かわかる項目もないと作業しづらいので注意。
在庫更新タイプでダウンロードしてきて不要な列を消す方が無難です。
ダウンロードしてきたCSVファイルの編集
実際に編集する列は在庫タイプ・在庫数・在庫表示と、コントロールカラムに u を入れるだけ。
K列以降の在庫戻しフラグ以降は不要なので削除しても構いません。
(Excel2003など古いバージョンのエクセルをつかっていると最後の列が空欄の場合16行目バグが起こるので削除推奨。16行目バグについて詳しくはコチラ)
まず在庫タイプ列の0が『 在庫設定しない 』フラグなので、全て行を0以外に変更してやる必要があります。
1:通常在庫設定 2:項目選択肢別在庫設定
通常の商品の場合は1を、項目選択肢別で在庫を設定している商品は2を選択しましょう。
このどちらか以外だとエラーが出る可能性があります。
続いて在庫数。
実は在庫数の部分にも変更があり、5桁までしか入力できない仕様になりました。
なので登録できる在庫数の最高値は99999個。
今まで無限在庫になっていた商品は99999などで統一で良いでしょう。
以前からそれ以上の数で登録してあり、ダウンロードしてきたCSV上ですでに6桁以上の数値が入っている場合、そのままCSVをアップロードするとエラーが出てしまうので5桁以下の数字に修正します。
最後に在庫表示。
在庫表示列のフラグは 0:残り在庫数表示しない 1:残り在庫数表示する となっています。
さすがに在庫数99999というのが表示されるのはみっともないので、今まで在庫設定しないで無限販売していたものは0の残り在庫数表示しないに設定しておけばよいでしょう。
後はコントロールカラムの全行に更新を意味する u を入れてftp経由でアップロードすればOKです。
楽天RMS 在庫タイプ・在庫表示CSV一括設定まとめ
- 2016年9月20日より楽天の在庫タイプ、在庫表示の『 在庫設定しない 』が選択不能に。
- 今のところ放っておいても販売上問題はないが、商品ページを編集する際にいちいちエラーが出るので直しておいた方が無難。
先日RMS上であった納期情報が必須になったのとあわせ、『 納期情報や在庫数をきちんと設定してユーザビリティの向上を図りましょう 』ってものでしょうね。
本音は『 いい加減な店舗のせいで楽天市場の評判が悪くなるからちゃんとやれよ! 』っところなのでしょうが……
(もしくは単純にAMAZONのマネ?)
結局通販屋なんて自分ところに在庫積まないでメーカー在庫に頼ったり多店舗展開のところが多いですし、現実問題、全商品の在庫数をキチンと把握して管理するのが無理があるんですけどね。
もちろん在庫の有無ぐらいはちゃんと把握してお客様に迷惑がかからないようにしないといけないのは当然。
しかし、楽天市場側が現実的じゃない手段でそれを強制してくるもんだから無駄な手間ばかりかかっちゃうし、逆にどんどん理想から遠ざかっている気がする。
今回の件だって無限ができなくなったらただ99999など適当な数字で登録するところがほとんどでしょうし。
もう少し現実的なところに配慮した仕様変更をして頂ければなぁ、と思う今日この頃です。
楽天市場にしても、あれだけの数の店舗全てに最適なシステムを開発するのは難しいとは思いますが……
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