PRオプション ターゲティング機能βとは?【Yahoo!ショッピング】
PRオプションといえばYahoo!ショッピング上で検索された時に表示順位を上げるためのSEO機能です。
かけたPRオプション料率が高ければ高いほど表示順位が優遇され、商品が売れた時にはかけたパーセンテージ分だけ売上金額から対価としてYahoo!ショッピングに支払うことになります。
PR料率によって本来の表示順位優遇の機能のほかに特典があり、その一つが今回解説するターゲティング機能です。
PRオプションのターゲティング機能βとは?
PRオプションのターゲティング機能βとは、対象のユーザーに対しては店舗が設定したPRオプションよりも2%分効果が加算された状態になる機能です。
例えば店舗側の設定でPRオプションを全商品8%としている場合、条件を満たした対象のユーザーに対しては10%の検索表示順位優遇効果を発揮します。
(対象外ユーザーに対してはPRオプション8%の効果)
対象ユーザーの条件の広さ自体がPRオプションの特典となっており、かけているPRオプション料率の高さによってその対象が広がっていきます。
PRオプション料率と対象ユーザーは下記の通り。
- 12.0%以上:Yahoo!ショッピング新規ユーザー
- 10.0%以上:Tポイント保有ユーザー
- 7.0%以上:Yahoo!プレミアム会員、Yahoo! JAPANカード会員、ストアスタンプラリー ダイヤモンド会員
- 5.0%以上:ストアスタンプラリー プラチナ会員、ストアスタンプラリー ゴールド会員
- 3.0%以上:ソフトバンク、ワイモバイルユーザー
つまり、PRオプションを12%以上かければ上記の全対象に対してPRオプション+2%分のボーナス効果を得ることができます。
※2018年3月13日まではPRオプション7.0%以上ですべての枠にターゲティング機能が働いていましたが、2018年3月14日以降、10.0%と12.0%の枠が追加されました。詳しくは後述。
特に、Yahoo!ショッピングがポイントを配りまくっているソフトバンクユーザー、Yahoo!プレミアム会員、Yahoo!JAPANといった属性の会員はかなり購買意欲の高い見込み客。
こういった方に通常よりも2%分高い検索結果優遇が得られるのはかなり大きいといえるでしょう。
(もちろん、他に競合のない商品であればあえてかける必要もありませんが……)
ちなみに、10.0%以上のTポイント保有ユーザーには期間限定ポイントのみを保有のユーザーは含まれます。が、Tポイントの保有額が0の場合はターゲティング機能はききません。
また12.0%以上のYahoo!ショッピング新規ユーザーには『 直近1年間のYahoo!ショッピングで購入していない 』お客様も含まれるとのこと。必ずしも初めてYahoo!ショッピングを使う方とは限らないようです。
参考:2018年3月14日に仕様変更があった。
なお、上記は2018年3月14日にあった仕様変更以降のターゲティング機能βでの対象ユーザーです。
参考までに、2018年3月13日以前の対象ユーザーも記しておきます。
- 7.0%以上:Yahoo!JAPANカード会員&Yahoo!プレミアム会員
- 6.5%以上:ストアスタンプラリー ダイヤモンド会員
- 6.0%以上:ストアスタンプラリー プラチナ会員
- 5.5%以上:ストアスタンプラリー ゴールド会員
- 3.0%以上:ソフトバンク、ワイモバイルユーザー
このように、2018年3月13日までは7.0%以上かければターゲティング機能βをフルで利用できていました。
が、2018年3月14日以降は10.0%のTポイント保有ユーザー、12.0%以上のYahoo!ショッピング新規ユーザーが追加され、フル利用には12.0%以上のPRオプション料率が必要に。
またストアスタンプラリーのダイヤモンド会員が6.5%から7.0%に引き上げ、プラチナ、ゴールド会員がそれぞれ6.0%、5.5%から5.0%に引き下げられるなど若干の料率調整がなされています。
個人的な感想では、10.0%以上のTポイント保有ユーザー括りの必要性に疑問があります。
Yahoo!プレミアム会員でもYahoo!JAPANカード会員でもなく、ストアスタンプラリーはシルバー以下でソフトバンク / ワイモバイルユーザーでもない。
なのにすでにTポイントだけ持っていてYahoo!ショッピングを利用する人がさほどいるのか。そんなレアなお客様のためだけにPRオプションを従来の7.0%から10.0%する必要が本当にあるのか……うーん。
Tポイント保有者であろうがYahoo!ショッピング新規ユーザーであろうが、Yahoo!プレミアム会員かソフトバンク会員、ワイモバイル会員、ストアスタンプラリーがゴールド会員以上の場合は既に設定したPRオプションよりも+2%されています。
その人数がどれくらいいるのかわからないのでなんとも言えません。が、個人的な感想としてはこのためだけにPRオプションを12%以上に上げるって決めるほどはいない気がする。
ターゲティング機能によるボーナス料率分はYahoo!ショッピング負担
ターゲティング機能の最大のメリットは購買意欲の高い見込み客に対してリーチをかけられる点。
そしてもう一つ大きなメリットがPRオプション2%分はYahoo!ショッピングが負担してくれる点です。
ショップ側には自社で設定した分のPRオプション料率だけ負担すればOKで、2%分は無料ってわけです。
例えばPRオプションを7%でかけていれば、Yahoo!プレミアム会員に対してPRオプション9%分の効果があります。
が、そのまま商品を購入されてもPRオプション料率は7%で済むってわけです。
ターゲティング機能βの設定方法
ターゲティングβの利用に特に難しい設定などは必要ありません。
単純にPRオプションを3%以上かけた状態でその下のPRオプション特典の設定を『 受け取る 』にしておくだけ。
これで自動的にターゲット機能がオンになります。
PRオプション ターゲティング機能まとめ
- ターゲティング機能とは、設定したPRオプション料率に2%分ボーナスが付与される機能。
- 一定以上料率でPRオプションをかけた時の特典として用意されている。
- ボーナスが付く検索者の対象範囲はPRオプションをかけている料率によって決まる。
- 2017年11月現在はβ版となっている。
- 特に複雑な設定は必要なく、PRオプションを3.0%以上かけ、特典を受け取る設定にしていればOK。
なお、PRオプションのターゲティング機能は2018年4月現在まだβ版となっています。
いずれ終了してしまう可能性も高いのですが、今のうちはぜひ利用してライバル店舗に検索順位で優位を取り、差をつけたいところ。
もし商材の粗利に余裕があるようでしたら低くても7%か、最低でも3%はかけておくことをオススメします。
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