商品別ポイント変倍をCSVで一括設定する方法【楽天RMS】

商品別にポイント倍率を変えるのって、数商品程度ならともかく数十を超えてくるとRMSでいちいち設定するのはかなり手間ですよね。

今回は楽天の商品別ポイント変倍率をCSVで一括設定する方法を解説します。

必須項目も少なくそう難しくはありませんが、ポイント変倍率適用期間の形式がちょっとややこしいので注意してください。

全体の流れとしてはRMSよりCSVをダウンロード or いちから作成 → FTP領域にアップロードするだけ。ほかのCSV一括更新処理と基本は同じです。

ベースファイル用CSVをダウンロード

RMSからポイント変倍率関連のCSVをダウンロード。

まずベースとなるCSVをダウンロードしましょう。

上記画像にあるポイント更新タイプから選ぶのがオススメ。ここまでは下記の手順で行ってください。

  • RMSログイン
  • 店舗設定
  • 商品登録・更新
  • CSV更新(変更・削除)

選び終わったら同画面の一番下にある「 CSVファイルをダウンロード 」をクリック。

CSV用FTP領域の/ritem/downloadにdl-item20xxxxxxxxxx-1.csvといった具合でダウンロードされてきます。ffftpなどで保存し、いじっていきます。

最低必須項目は少ない

ポイント変倍率関連の必須項目だけダウンロードするのもあり。

ポイント更新タイプではなく特定のカテゴリをダウンロードした場合など、全項目がダウンロードされた場合は不要な項目は列ごと削除することをオススメします。

ポイント変倍率を設定するのに必要な必須項目は4項目のみ。

  • コントロール
  • 商品管理番号(商品URL)
  • ポイント変倍率
  • ポイント変倍率適用期間

RMSよりダウンロードせず、ご自身で項目を選んでCSVファイルを作る際も無駄に項目列を作る必要はありません。

ほかの項目があってもポイント変倍設定はできますが、ファイルが無駄に大きくなりExcelで開くと重くなります(特に商品説明とか)。

さらにExcelが勝手に変な風に書き換えてしまっていたり、ポイント変倍設定とは関係ない列のエラーのためにCSVが受け付けてもらえないリスクも。

不要な項目は列ごと削除推奨です。以降、本ページでは上記必須4項目以外は削除した体で解説します。

項目ごとの設定例

楽天商品個別ポイント変倍率設定のCSV入力例。

列名解説
コントロールカラムu半角小文字uのみ / dは絶対ダメ
商品管理番号(商品URL)test01設定する商品の商品管理番号
ポイント変倍率2半角でポイント変倍倍率(2~20)
ポイント変倍率適用期間2020072400_2020080923半角でYYYYMMDDhh_YYYYMMDDhh形式

一括更新なのでコントロールカラムには半角小文字でuを入力。カラやnだとエラーが出ます。わざわざnやdを入れることはないけど、うっかりカラのままアップロードすることはあるかも。

ちなみにdは絶対ダメ。商品ページが消えます。同じ商品管理番号で載せ直しても販売実績やお気に入り登録は戻ってこないので注意。

商品管理番号(商品URL)には設定したい商品の商品管理番号を入力。

ポイント変倍率には何倍にしたいかを半角数字で入力します。2倍~20倍まで好きな数字を入れましょう。末尾に「 倍 」は不要。20倍を超えて設定したい場合は楽天DEALへどうぞ。

ポイント変倍率適用期間がちょっとわかりにくいので別途解説。

ポイント変倍適用期間の入力方法

ポイント変倍率適用期間の入力方法。

例)2020072400_2020080923=開始日時:2020年7月24日00時00分00秒 / 終了日次:2020年8月9日23時59分59秒。

ポイント変倍率適用期間列にはYYYYMMDDhh_YYYYMMDDhh形式で入力します。

_(半角アンダーバー)の前が開始日時。アンダーバーの後ろは終了日時。なお、開始時間は設定した時間の00分00秒に開始し、終了日時は設定した時間の59分59秒が終了時間となります。

開始時間まで2時間以上の猶予が必要

ポイント変倍率の指定は開始時間の2時間以上前に設定している必要があります。

作ったCSVをアップロードして反映される時点で、開始日時まで2時間きった状態だとエラーとなります。

たとえば2020072418_2020080923なら開始時間の2020年7月24日18時の2時間前、16時の時点までに反映し終わるようCSVファイルをアップロードする必要あり。

また、開始時間まで2時間を切るとポイント変倍の変更が一切できなくなります。チェック&万一問題あれば修正する時間を含めある程度余裕をもって設定することをオススメします。

もしミスったときは2時間を切る前に取り消しが必要です。商品別ポイント変倍率の取り消しについては下記リンクよりどうぞ。

ファイルが出来上がったらアップロード

item.csvをアップロードして完了。

CSVファイルが出来上がったら、いつも通りffftpなどFTPソフトで /ritem/batch フォルダ上にアップロードします。

ファイル名を「 item.csv 」に変更することをお忘れなく。あとは反映後、楽天RMS内で確認できるようになります。

まとめ:楽天RMS 商品別ポイント変倍率のCSV一括設定方法

  • ベースとなるCSVをRMSダウンロードするか自分で作成。
  • コントロールカラム、商品管理番号(商品URL)、ポイント変倍率、ポイント変倍率適用期間を設定し、FTP経由でアップロード。
  • コントロールカラムにuと開始時間まで2時間以上空けてある必要がある点に注意。

なお、楽天RMS状の店舗別ポイント変倍機能で全商品にポイントをかけた場合でも、商品別でポイント変倍をかけるとさらに表示個所が増えて訴求できるメリットがあります。

若干手数ではありますが、CSVでのポイント変倍率設定は慣れてしまえば全商品に設定するのもそう手間でもないので、一緒に行うことをオススメします。