【トラブル予備軍】注文の商品配送先が空港の場合は要注意!
通販をやっていると時折トラブルになるのが、商品配送先が羽田空港や成田空港など「 空港 」に指定の注文。
見逃していつも通り対応してしまいがちですが、大きな落とし穴が。トラブルになる可能性も高いので、ネット通販屋さんは注意したいところです。
空港は宅配便の扱いが違う
お客様視点でみると、荷物を空港宛に送ると空港のカウンターで受け取ることができるメリットがあります。
その分、ホテルや自宅から目的地の空港、もしくはこれからのフライトで利用する空港までの荷物を減らせて楽ってわけです。
で、ネットショップ側として配送先が空港となっている場合、気をつけないといけないのが下記。
- 基本的にリードタイム(お届けまでの日数)が通常より1日余計にかかる。
- 通常の宅配便料金に加え、追加料金がかかる
- そもそも普段使っている運送屋さんは対応してる?
- 送り先の情報足りてる?
空港宛の注文自体そこまでよくあることではないので、ネットショップ運営経験の長い方でも知らない人が多いです。どこのショップでもあり得ることなんですけども。
追加料金は最悪でもネットショップ側が涙を呑めばいい話。しかし空港宛の荷物は1日余計にかかってしまうんです。
例えば東京のショップさんが羽田空港宛の注文を受けたとき、都内から都内だから「 前日に出せば間に合うだろう。 」は完全にアウト。
最低でも2日前には出していないと間に合いません。さらに空港宛荷物は運送業者の締切時間が普通の荷物とは違う可能性もあるの注意。
「 フライトまでに届いてない! 」とトラブルになる可能性が高いので、空港カウンター宛の受けた場合は早め早めに出荷するのが鉄則です。
受けてくれる主な宅配便サービス
空港カウンター受け取りについてはクロネコヤマト宅急便のヤマト運輸とゆうパックの日本郵便が対応しています。
対応自体が難しいことはありません。追加料金とリードタイムについてまとめておきます。
特にリードタイムは注意。締切時間も通常とは違う可能性もあるので要確認です。
ヤマト運輸 空港宅急便
- 追加料金:通常宅急便料金+648円
- リードタイム:+1日
実際に空港宅急便を送るときには、下記ページをご参考になさったり直接取り扱いの営業所などへご確認ください。
締切時間なども先に確認した方が安全ですし。
日本郵便 空港ゆうパック
- 追加料金:通常宅急便料金+640円
- リードタイム:+1日
空港宅急便同様、空港ゆうパックも下記URLをご参考に。また、実際に送るときは直接取り扱いの郵便局に締め切り時間をご確認いただいた方が確実です。
配送先の空港の情報足りてる?
送り状の書き方にも注意したいところ。必ずしもお客様が配送先欄に入力した情報では十分とは限りません。
お客様も「 よくわからないけどイケるっしょ 」「 不備があったら通販屋さんの方でなんとかしてくれるっしょ 」と適当だったりします。
で、往々にしていざ出荷する時や出荷後に「 配送先の情報が足りなくて届けられない。 」と連絡があり、慌ててお客様に電話するも……ってパターンもあります。
運送業者や条件にもよりますが、ウィングやロビーの情報なども必要になります。情報が足りないと受け付けてもらえなかったりも。
(配達員がある程度融通をきかせてくれる場合もありますがが、必須情報が足りないと……)
が、そう数の多いことでもないですし、B2やゆうパックプリントRの対応も含めその都度問い合わせ・確認することをオススメします。
まとめ:注文の配送先に空港が指定されている場合の注意点
- 配送先が空港になっている場合、運送業者のリードタイムと追加料金に注意。
- また、お客様が指定している配送先住所の情報が足りているかも要確認。
空港は本当に注意です。商品不具合の可能性も含め、確実に出荷できるよう余裕をもって早め早めに対応することをオススメします。
国内旅行ならまだしも、海外旅行に持っていく用途だと「 サーセン、1日遅れます。 」では済まないので。
特にコミュニケーションが難しい外国人だと本当に面倒。
外国人観光客が帰りのフライトで使う空港宛の注文なんてこともあり、本当に気を遣います。間に合わなかったらどうすんだ。EMSか。
そもそも空港カウンター受け取りの注文自体が滅多にあることでもありませんし、面倒なら最初からお断りしてしまうのもありかもしれません。
楽天市場さんやYahoo!ショッピングなどECモールやECカート業者さんが機能として対応してくれると嬉しいんですけどね。
(空港可・不可の設定と空港宛の場合、送料自動計算と注意文出すなどなど)
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