【Yahoo!ショッピング 】注文から10分間は注文者が自分でキャンセル可能になる件のまとめ&影響と対処案

2017年9月6日

注文から10分間、お客様が自分でキャンセルできちゃう

ネット通販イメージ_買い物カゴとキーボード

2017年9月5日、Yahoo!ショッピングより「 お客様ご自身の操作により注文がキャンセルできるようになる 」旨の通達がきました。

ついに来たか……って感じ。(この機能、仕様のリリースは2017年10月中旬頃)

注文から10分以内という条件付きではありますが、受注体制によってはクレームもしくは商品発注後にキャンセルに気づくなど影響が考えられるため注意が必要になります。

※本記事はYahoo!ショッピングに出店してショップを運営している方向けの記事です。Yahoo!ショッピングの利用者として注文キャンセルの方法を知りたい方は、下記リンクよりどうぞ。

『キャンセル受付中』ステータスの追加

注文から10分以内ならお客様からのキャンセルが可能な受注ステータス『キャンセル受付中』

新たに導入される受注ステータス『 キャンセル受付中 』

新規注文一覧ステータスに入るのではなく、新しく追加される受注ステータス 『 キャンセル受付中 』に一旦入り、10分後自動的に新規注文一覧の方に移動される仕様。

注文を吸い出して発注やピッキングリストなどを自動で出して運営しているみなさんでも、新規注文一覧の方だけを処理していれば問題ないでしょう。

このあたりは新システムによるショップ運営者への影響を最小限に抑えたいYahoo!ショッピング運営側の親切心でしょう。

気をつけたい締め切り時間

しかし、この変更により気をつけたいのが注文受付の締め切り時間です。

『朝の10時までに確定した注文を当日処理します』など注文の対応に締め切りを設けている店舗が多いかと思います。

例として10時に注文を締め切る場合、10時ピッタリに新規注文一覧の方だけを処理すると9時51分に注文した分は10時1分に新規注文一覧の方に移動されるため、処理が翌日に回ってしまいます。

が、この場合注文したお客様からすれば「 9時51分に注文したのに! 」とクレームになる可能性があります。

なので、受注処理自体は10時12分に変更するなど、実際締め切りより処理の時間を遅らせるのがベターかと思います。

(2分は安全マージン)

なお、注文者によるキャンセルはキャンセル率集計から除外されるとのこと。

注文者による10分キャンセルできない例外注文と条件

「 何が10分遅らせろだよきょうつく商品は1分1分が勝負なんだよ!? 」なんて思っていらっしゃる方も多いのではないかと。

注文者による10分間キャンセル機能にはいくつか例外があって、実はきょうつく注文も対象外ですのでご安心ください。

きょうつくを含め下記条件に当てはまる注文は注文者からキャンセルできない仕様です。

・『 あすつく 』『 きょうつく 』『 発送日が即日 』の注文

これらの注文はキャンセル受付中ステータスには入らずそのまま新規注文一覧ステータスに入るので、注文者からはキャンセルができません。

また、注文者が下記決済方法で注文から10分経たないうちに入金したた場合、10分経たずとも新規注文一覧に移動しキャンセルができなくなります。

・銀行振込(ペイジー)、コンビニ決済、モバイルSuica決済

・ドコモケータイ払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い、ワイモバイルまとめて支払いなど携帯電話キャリア系決済

当然ですよね……注文して速攻で入金しといて、『 やっぱりキャンセルしよっと。アレ、お金返ってこない~ 』とか言われても困りますし。

ただ、これはこれで「 あれ、10分以内ならキャンセルできるはずなのに! 」と電話がかかって来そうではあるので、カスタマーのみなさんは把握しておきたいところです。

情報共有しておきましょう。

Yahoo!ショッピング10分以内なら注文者でもキャンセルできる まとめ

  • Yahoo!ショッピングで注文10分以内であれば注文者自身が注文をキャンセルできるように。
  • キャンセルを受け付けている新規注文専用の受注ステータス『 キャンセル受付中 』が新設、追加される。
  • 『 あすつく 』『 きょうつく 』『 発送日が即日 』の注文は10分以内でもキャンセルできない。
  • 銀行振り込みなど一部決済方法で入金を済ませた場合、注文から10分以内であってもキャンセルできない。

楽天市場でも注文者側から注文をキャンセルできる機能はありましたが、Yahoo!ショッピングも同様の機能をリリースしてきました。

こういった変更は正直いろいろ面倒にしても、Yahoo!ショッピングの利用者が増えればそれだけショップ側にも返ってくるわけですし、カスタマーフレンドリーなところは協力していくしかないですね。

システムとしてはまだショップ運営側への気遣いも感じられますし。

日々忙しく面倒なことも多々ありますが、一つ一つ頑張って対応していきましょう。